BAKERS

気がつけばひと昔、a decade!経ってしまったけれども、ようやくまた、本を出せることになりました。 『BAKERS おいしいパンの向こう側』(実業之日本社)12月20日発売です。 きょうは、装幀の色校が上がってきたので、うれしく、お披露目します。 この本では…

パンのペリカン四代目 渡辺陸×ペリカンカフェ店主 渡辺馨 「守るものと変わるもの」

10月3日、神楽坂のla kaguにて、新潮社主催のイベント、パンのペリカン四代目 渡辺陸×ペリカンカフェ店主 渡辺馨 「守るものと変わるもの」進行役を務めさせていただきました。 (c)新潮社写真部 ペリカンカフェオープン、書籍『パンのペリカンのはなし』…

「エスキス」成田一世さんインタビュー ガストロノミーとしてのパン。

食に関わる仕事をする人に日々のパンについてインタビューする連載『わたしの素敵なパン時間』45人目のインタビュイーは今年「Asia’s Best Pastry Chef 2017」受賞された「エスキス」のシェフパティシエ、成田一世さん。 食のセンスのあるひとたちはどんなふ…

いよいよセントル ザ・ベーカリーがパリ進出~CARRÉ PAIN DE MIE

食パン専門店「セントル ザ・ベーカリー」がこの秋、フランスに進出します。場所はパリのマレ地区とポンピドゥセンターの間。 パリの店名はCARRÉ PAIN DE MIE(キャレ パンドミ)CENTREのショップロゴ「C」がCARRÉ(角) の「C」になります。 セントルといえ…

74歳のペリカンはパンを売る。

10月にユーロスペース他にて全国順次公開予定の映画『74歳のペリカンはパンを売る』の試写を観てきました。 浅草の人気店「パンのペリカン」のドキュメンタリー映画です。 74歳とは1942年、初代の渡辺武雄さんが浅草でパン屋さんを創業した年から数えたこの…

BREAD&CIRCUSのレシピブック

ついに出版されました。 『BREAD&CIRCUS 粉からおこす自家製天然酵母のパンづくり』(寺本五郎 寺本康子著 柴田書店) 旅先の思い出や海外の文献をきっかけに生まれたブレッド&サーカスのパンづくりは独特です。 最初にブレッド&サーカスのパンを目にした…

ブラフベーカリー 栄徳剛さんのパン時間

食に関わる仕事をする人に日々のパンについてインタビューする連載『わたしの素敵なパン時間』44人目のインタビュイーはブラフベーカリー オーナーシェフ、栄徳剛さんでした。 食のセンスのあるひとたちはどんなふうにパンを食べてきたのか、今、どんなふう…

【Today's Toast 8】 クマのプーとハニートースト

「世界中でいちばん、どんなことをするのがすき?」と聞かれたら、なんと答えるだろうか。 ハニートーストを食べながら、思い出した。クマのプーさんはそれを懸命に考えたのだった。 プーさんはディズニーよりもErnest Shepardのやさしい絵がすきです ハチミ…

【Today's Toast 7】シュガートースト・バラエティ

バタートーストに、砂糖をさらさらさら。甘いものを欲する朝、いつもある材料で簡単にできる、シンプルなシュガートースト。砂糖をのせてからトースターに入れれば、砂糖とバターの、溶けて合わさり、再び固まったカリリとした食感がうれしいのです。 グラニ…

【Today's Toast 6】心をこめてトーストする。

パン屋さんで買った食パンを一枚、心をこめてトーストする。毎日一枚。ある日は昔ながらの網で、ある日は遠赤外線など機能に優れた、最新式のトースターで。 食パンの生地を分割する工程は、人間だとベテラン職人でも1分間に20個、大手製パン工場の機械では…

リテイルベーカリーの今まで(2000~)とこれから

京都の木下商店さんの100周年記念セミナーで、基調講演「2000~2017年におけるベーカリートレンドと生活者の変遷」とパネルディスカッションで登壇させていただきました。 17年分の写真や記事を掘り起こしての準備中、懐かしさのあまり何度も手が止まりまし…

Today's Toast【5】イタリアの光の蜜。朝日も一緒に食べるバゲット。

朝日を身体に浴びると、身体がきちんと目覚めるのを感じます。冬から春、天気のいい朝は、東向きの窓の低いところから日が射しこむので、テーブルの上が一段と明るくなります。こんな日は、何を食べてもご馳走。 いつものバゲットを半割にして薄いバターを挟…

Today's Toast【4】 セントル・ザ・ベーカリーで朝食を

セントル・ザ・ベーカリーの朝。ドアをあけて中に入った途端、まるでどこか遠い旅先で、初めての食事をする朝のような、不思議な感覚にとらわれる。未知の風景。目の前に並んでいたのは、北欧のセシリエ・マンツのデザインによる「エッセイ」という詩的な名…

Today's Toast【3】魚トースト・バラエティ

パン屋さんで焼かれたパンを切って、食べる前にもういちど焼く。トーストは、家でパンをより美味しく愉しむために、パンに施す仕事だ。 『日々のパン手帖 パンを愉しむsomething good』(メディアファクトリー) 「美味しいトースト」より トーストというと…

Today's Toast【2】 マーマレードとバターの例外

イギリスパンといったら、やはり、マーマレードとストレートの熱い紅茶の気分なのです。イギリス風にまとめる、ということもあるのですが、カリッとドライな食感に、柑橘系のトロリとした甘酸っぱさ&ビターさがちょうどよく合うのですね。 薄切りにして香ば…

バブカとは何か?Babkaが流行の兆しです。

http://www.enjoytokyo.jp/style/103775/ 2015年にLet's Enjoy Tokyo『お江戸日本橋パン的愉悦』でマンダリンオリエンタルホテルのバブカのことを書いた。 ホテルへは、非日常のパンを買いに行く。非日常だから、旅をしているような気分になるパンがいい。た…

Today's Toast【1】まっさらな気分の朝に

Today is the first day of the rest of your life.(きょうは残りの人生の最初の一日)。 意識するしないに関わらず、今生きている誰もが毎朝、残りの人生の最初の一日を迎えています。 きょうから新しい自分で。そんな決意をした、まっさらな気分の朝、手…

パンの役割、トーストの意味、そしてオリーブオイル。勅使河原加奈子さんのパン時間

食に関わる仕事をする人に日々のパンについてインタビューする連載『わたしの素敵なパン時間』43人目のインタビュイーは有限会社クレマ代表の勅使河原加奈子さんでした。 食のセンスのあるひとたちはどんなふうにパンを食べてきたのか、今、どんなふうにパン…

美食と嘘と、ニューヨーク

Le Petitmecのパン屋さんらしからぬサイトにて、ブレッドジャーナリストらしからぬ連載『月の本棚 清水美穂子のBread-B』をさせていただいて、もうじき1年が経ちます。 普段はBread+something good(パンと何かいいもの)をテーマに執筆・発信していますが、…

ベストパン★2016とDiscover Japan『パン名鑑』

年末恒例、All About読者が選ぶベストパン★2016、結果発表。 ご協力くださった読者の皆さま、勝手なランキングをお許しくださったパン屋さんの皆さま、どうもありがとうございました。新しい年もAll About【パン】をどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 さ…

丸の内ホテルで朝食を×セントル ザ・ベーカリー

東京駅丸の内北口正面にある「丸の内ホテル」で、ホテル業界初、「セントル ザ・ベーカリー」とコラボした朝食が始まりました。 写真は厚切りのハムエッグトーストとフレンチトーストのココット仕立て。ハムエッグトーストは上質なハムの味とたまごの黄身の…

第11回メープルスイーツコンテスト・グランプリはパン部門から

11月9日に開催されたクインビーガーデン「第11回メープルスイーツコンテスト」は応募総数123品より、総合グランプリはパン部門、サンジェルマンの野村聡さんが選ばれました。作品名はPatate douce d'érable。塩バターパンの発想からメープルバターを巻き込ん…

旅の効能

旅の効能は、終えたときに違う世界に戻ってくることだ。 場所を変えた日常、のような旅から戻ってこの半月で、お能(国立能楽堂)、帯の作家さんの展示会(三渓園)、KIITSU(鈴木其一)展(サントリー美術館)、杉本博司『ロスト・ヒューマン』(東京写真美術…

Bread,Coffee and Something Good in NY

何しにNYへ?と聞かれて、今さら都市を擬人化して大好きなひとに20年ぶりに会いに行く感じ、を伝えても伝わらないかもしれないのでとりあえず「週末の生活をそのまま東に6,700マイルほど移動させただけ」と格好つけておきましょう。そんな旅も終わりに近づい…

職人のPIZZAとチョコ,眺めのよいLOFT

ドーはドーナツのドーほかにも良いドーナツ屋さんはあるに違いないが、Dooughのドーナツはおいしかった。アパートメントを去る朝の食事は部屋でBitter SweetのコクのあるコーヒーとDoughのドーナツと大きなパン・オ・ショコラ(Balthazarかハウスメイドか不…

外側から見る初めての景色

ブルーベリーパンケーキのブルーベリーはトッピングするか焼きこむか、トーストは白いパンか全粒粉か、目玉焼きの焼き加減はどうするか、いろいろに選べるのがアメリカ的で、なおかつノスタルジックな食堂にて朝ごはん。今どきのローカル&オーガニックなモ…

もう一度、過去をたどってみる

旅の途中で、何も予定のない日があると、とても贅沢な感じがするものです。さて、きょうは何をしよう。 朝と昼はタルティーヌを食べました。月曜の朝の住宅街。静かなカフェでチョコレートとメープルバターのタルティーヌ。 お昼はマンハッタンに出て、移転…

Blue Hillへ

先日、Dan Barber(ダン・バーバー)の話をFacebookに書いたこともきっかけとなって、Megumiさん、Yoichiroさん一家とアップステートにあるダン・バーバーの農場、Blue Hillに行くという夢のようなことが実現しました。 少し前に、「おいしい」の叡智 ~食の…

Local,Organic,Craft and Comfort

週末はFORT GREENEのグリーンマーケットへ。ドッグランで朝晩、犬たちが幸せそうに走り回っている公園です。ここも近郊農家の野菜や果物、パンや乳製品のつくり手たちのお店で賑わいます。NYのリンゴはマッキントッシュ、フジ、ハニークリスプなど、何種類も…

Friend of a Farmer

昨日の午後はダウンタウンをArcade Bakeryまで歩いて(美術館に続きJust closed。そんな日だったのかも)からブルックリンのアパートメントに戻り、地下のランドリールームへ。そこはまさにアメリカの普通の家らしさがあって、奥の薄暗がりになにがあるかわか…

Bakeriから始まった長い一日。

朝、Greenpointのベーカリーカフェ、Bakeriへ。Bakeriの読み方は、「バケリ」というそうです。大きなテーブルに夫とのんびりと腰掛けてコーヒーを飲み、マフィンなど食べながら友を待ち、朝の店の雰囲気を楽しみました。 古風な木造のレジスターの台の上に、…

大好きなNYへ

9月28日からNYに行っていました。と、3か月ぶりにBread Journalを時系列に更新しようとしています。できるかな? 以下Facebookより。 20年ぶりにして7回目のNYは何もかも初めましてな気分ながら、実際に初めてのことが多く、おもしろく。iPhoneを持って行く…

レフェルヴェソンス 生江史伸さんのパン時間

食に関わる仕事をする人に日々のパンについてインタビューする連載『わたしの素敵なパン時間』42人目のインタビュイーは高樹町のレストラン、レフェルヴェソンスの生江史伸さんでした。おいしいパンの向こう側にはどんなひとがいるのかに興味を持ったことか…

Signifiant Signifié 10th Anniversary

シニフィアンシニフィエの10周年記念パーティへ。 志賀さんのお仕事を眺めていると、国産小麦へ、医食同源へと向かい、究め続けられている10年かなと思います。驚いたり感嘆しているのはこちらばかりで、志賀さんはいつも淡々と、飄々とされています。 今か…

BRUTUS『365日、サンドイッチ。』

マガジンハウスBRUTUS誌、9月1日発売号はサンドイッチ特集です。 美女とサンドイッチ。とか、注文の多いサンドイッチ店。とか、サバと海の仲間たち。とか……ただならぬ雰囲気で、365個のサンドイッチをご紹介。読み&食べ応えたっぷりです。 たっぷりといえば…

シニフィアン シニフィエ×Fromagerie QUATREHOMME

シニフィアン シニフィエのオンラインショップで、パリで人気のチーズ屋さん「QUATREHOMME(キャトルオム)」の「カマンベール ド ノルマンディ AOP ガロンド」とそれに合わせた特製のパン「レザン オ ラム︎」のセットの受付が始まりました。 予約販売:キャト…

今秋注目!ティエリー・マルクスの料理とパン

この秋、銀座四丁目交差点、和光の時計塔を正面に臨む複合商業施設「GINZA PLACE」にパリの2つ星フレンチレストランの総料理長、ティエリー・マルクスのレストラン「Thierry Marx」とビストロ&カフェ「GRAND BISTRO MARX」がOPENする。 注目したいのはティ…

スカモルツァをのせて焼いたノアレザン。岸本拓也さんのパン時間。

食に関わる仕事をする人に日々のパンについてインタビューする『わたしの素敵なパン時間』41人目のインタビュイーはジャパン ベーカリーマーケティング株式会社代表取締役の岸本拓也さんでした。多くの方に読んでいただけたらと思い、NKC Radarの許可を得て…

Du Pain et Des Idées 日本初上陸!

クリストフ・ヴァスールさんの Du Pain et Des Idées(デュ・パン・エ・デジデ)が待望の日本初上陸。青山のリチュエル パー クリストフ・ヴァスール(RITUEL par Christophe Vasseur)内で6月18日~7月24日、期間限定オープンする。販売はパン・デ・ザミ ®(約…

地元パン手帖

甲斐みのりさんの『地元パン手帖』(グラフィック社)を拝読した。北海道から沖縄まで、みのりさんが10年ほどかけて「採集」した地域のパンの図鑑だ。 この10数年のわたしは、スーパーなどで販売されている袋入りのパンを買う機会が減っていたので、そのビジ…

コーヒーロールにアイシング

3月に続いて、4月、もうひとりの父を見送った。追悼に過ぎていく、春だ。 そんな時期に書いたもの。許可を得て掲載します。 『新世』2016年6月号「味力ある一皿」 そして、こちらも。

ナディア・サミュのCUISINE LIBRE(自由な料理)

有限会社クレマの勅使河原加奈子さんから、お知らせをいただきました。 フランスからグルテンフリーの活動家、ナディア・サミュさんを招聘されるとのこと。5月中旬から都内でいくつかのイベントが開催される予定です。 それは単にグルテンアレルギーの方を対…

とにかく、つくり続けること。どんなことがあっても。

このひと月。冬から春へのあいだ、いろいろなことがあってもうひと月も経ってしまったんだなぁと思う。昨日、取材先で聞いた職人の言葉が心にしみる。 とにかくつくり続けることです。どんなことがあっても、焼き続ける。それが大事だと思っています。パン屋…

All About 15周年!

年に一度のAll About ガイドの集まり、Red Ball Japanが開催されました。 All Aboutは15周年。今でもパン業界の方に「All About Japanの清水さん」とサービス開始当初(2000-2004)の社名&サイト名で呼ばれることがありそうすると、古くから知ってくださっ…

今流に提案された伝統に気軽に触れられる場所

Let's ENJOY TOKYOで、日本橋をご案内しました(パンのお話はここでは少しだけです)。 東京メトロ134駅で現在配布中のフリーペーパー『TOKYO TREND RANKING』に掲載されています。 一部、Let's ENJOY TOKYOのサイトでもご覧いただけます。 Let's ENJOY TOKY…

仁瓶さんのリュスティック

インタビューを受けたときに、すきなパンは、と聞かれたので、職人の人生が透けてみえるようなパン、と答えたあと、ドンクですきなパンは、と聞かれたので、仁瓶さんの焼いたロデヴやリュスティック、と答えた。 かぐや姫の願い事か。なかなかたべられないも…

『月の本棚』清水美穂子のBread-B

パン屋さんっぽくないル・プチメックのサイトで、ブレッドジャーナリストっぽくないコラムの連載が始まりました。 http://lepetitmec.com/archives/author/mihoko/ 最初に話をいただいた時のこと。何を書いてもよいけれど、禁止事項はル・プチメックのパンの…

山のパン屋さん

一日、冬休みをいただいて河口湖へ。伊豆箱根方面に行く時にブレッド&サーカスに寄るような感じであきる野のラ・フーガス経由で。久しぶり。 そして河口湖の帰り道…… 山道で、小さな看板を見つけて引き返す。なんとなく惹かれたので、車を降りて、敷地に入…

クロナッツの次なるハイブリッドスイーツ

マンダリン オリエンタル 東京のグルメショップで新しいパンに出合う。 MO Cruffin(Mandarin Oriental Croissant Muffin) ドミニクアンセルベーカリーのクロナッツ(クロワッサンドーナツ)みたいなハイブリッドスイーツ、その名もクラフィン(クロワッサンマ…

sens et sens 菅井悟郎さんのパン時間

食に関わる仕事をする人に日々のパンについてインタビューする『わたしの素敵なパン時間』40人目のインタビュイーはsens et sensオーナーシェフの菅井悟郎さんでした。多くの方に読んでいただけたらと思い、NKC Radarの許可を得て転載します。 毎日食べても…