山のパン屋さん

一日、冬休みをいただいて河口湖へ。
伊豆箱根方面に行く時にブレッド&サーカスに寄るような感じで
あきる野のラ・フーガス経由で。久しぶり。

そして河口湖の帰り道……

 

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山道で、小さな看板を見つけて引き返す。
なんとなく惹かれたので、車を降りて、敷地に入っていくと、
パン屋さんも、レストランもクローズしているようだ。

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すると、店主らしき男性が店の中から出て来る。

そのひとはこの店のシェフで、なぜいまクローズしているかの話になり、
きょうはこの家にとってどんな日かの話になり(素敵な話だった)、
いつの間にか店に招き入れられ、パンを焼くマダムも帰ってきて、
夫の料理にあわせるパンを焼くために、レイモン・カルヴェル先生の本で
勉強したのだと教えてくれた。

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そして、お店はクローズしていたのに、わたしの手にフランスパンが1個。
通りすがりだったのに、なんて親切な。

 

こういうのは、予定のない旅のおもしろさだ。
春には再開されるというので、次の機会にはきっと伺おう。

 

パンは翌日焼いてたべた。2日は経っているのに香ばしくて旨みのある、
料理のためのパンだった。