銀杏ごはんと晩秋の惣菜


炒った銀杏と塩、それに時々焼き椎茸なども刻んで
ごはんに混ぜる。この季節に必ず一度は作る。

この銀杏ごはんの美味しさをパンに例えたら
上質な黒オリーブの乗ったフォカッチャといったところです!


そういえば。
昔、ホームページを初めて開設した時に
公開したレシピがある。

富有柿、茹でた小松菜と蓮根、焼きしめじを
白味噌を少し入れた胡麻だれで和えたもの。

先日突然、この惣菜について
九州の料理屋さんからメールをいただいた。

「今作って食べましたが、」

という書き出しで始まるメールは、
この惣菜の味、季節感や柿の甘味を
気に入って下さったようで、
今度お店で出してみます、とのこと。

改めて自分のそのページをみると、

時々、思います。
私の作った料理を家族や友人以外のひとが食べたなら、
どんな風に感じたり、コメントしてくれるだろうって。

などと無邪気に書いている。

でも自分の作る名もないような料理に
こうしてプロの方のコメントをいただいたのは
初めてかもしれない。しかも九州から。

行ったことのない九州の料理屋さんに
思いを馳せる。
インターネットの楽しさを感じたひとときだった。