ショウガのチャバタと十穀のパンのことなど


昨晩遅くに帰り、おかずを作って気がついたら
故意にでなく、ごはんを炊くのを忘れていた。
ユーハイムのパンがあってよかった。

ごはんの好きな志賀さんが、ごはんを意識して創ったパンたちは
水分量が多く、それは普通のパン屋さんの常識を超えるという。
そのみずみずしさのおかげか、すっと和食に馴染んでしまった。
昨晩ごはんの代わりに切ったのはバゲット、ツェンゲトライデブロート(10穀)、チャバタ。

10穀のパンは、新作で黒豆、大豆、青豆、茶豆、丸麦、はと麦、もちきび、もちあわ、ひえ、蕎麦入り。

丸の内テラスの食事のために作られたチャバタはショウガの蜂蜜煮入り。粋なのはほとんどその姿がないこと。
その芳香は半透明の生地の気泡の中から、素敵な存在感を主張する。
今ブームともなっているショウガをアルトファゴス時代には既に取り入れていたことや、素材に施された丁寧な仕事について聞いたわたしは、ますますこのパンに魅せられてしまった。

ひとを感動させるパンはそうやってできていくわけなのですね。

今日はたくさんの資料や取材メモを読んで朝からキーボードを打ち続けた日。
もう1月も終り。来月は東京と大阪で講演の予定があるので、時々空を見上げて気もそぞろになってしまう。

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