サイラーさんによる伝統のパンの実演

南青山のbulthaupのクリスマスパーティに、福岡からオーストリア人マイスター、アドルフ・サイラーさんが来られてシュトレンなどデモンストレーションされるというので、取材に行く。

実演はシュトレン、キッシュ、ツヴィーベルクーヘン。

建物の外にはドイツのクリスマス市みたいに、グリューワインスタンド。
温かいクリスマスの香りのホットワインは、スパイス同士が呼び合うように、シュトレンと合う。

福岡の店から持ってきたライ麦パンやプレッツェルもすばらしかった。
すべては自然なシンプルな味で、特別凝った香りがしたり、何かがすごく違う、というものはなく、馴染みやすかった。
それで、ゲストは皆それぞれに、美味しいひとときを満喫していた。

最初に来日してから20年。
何のためにここにいるのか、とサイラーさんは常に自分に問いかける。
日本で本当のヨーロッパ伝統のパンを伝える人の存在は、とても貴重だ。

サイラーさんは一生懸命話してくれた。
楽しく温かな心を持つパン職人だった。

これも来年、記事にしたいと思っています。

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