エンゲルハート氏のシュトレン、シュトレンのいろいろ。

昔ながらの製法で手作りされるドイツのベッカライコンディトライエンゲルハートのシュトレン。
最初はパンの味がしたものが、一ヵ月のあいだにはフルーツケーキのようなアロマがたち、熟成していく。
本場シュトレンの愉しみはその味の変化。まるでワインのようなパン、とセレクトパンヤさんにお聞きした。

ドイツの家庭の味のシュトレンを食べた年、
わたしはシュトーレンと言う表記をシュトレンに改めた。

今年の冬のギフト企画で紹介した人気店ZOPFも下準備に時間をかけて、熟成変化を味わえるシュトレンを作る。
ニコラはドライポワールとモーン、ameen's ovenいよかんピールとドライフィグ。このふたつはその素材使いにこころときめいた。
そうそう、先日のサイラーさんのシンプルなシュトレンもとてもおいしかった。

日本では近年、シュトレンを作るパン屋さんが増えたと思う。
いろいろ食べる機会があってわかったことは(あたりまえのことなのだけれど)
素材を吟味し時間をかけて手作りされたものの質の高さ。
そこには必ず、食べる人のことを思う気持ちが入っている。

今年は何人の人と一緒にシュトレンを食べたことだろう。
少しずつクリスマスまで愉しむというより、少しずつみんなで分け合って愉しんだ12月だった。

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