さまざまなチーズと味覚のストック

昨晩チーズを切るところを眺めていて

プレーンな乳白色、青ざめた白、
カスタードのようなあまいクリーム色、
黄味時雨のようなほろほろの黄色、
さまざまなチーズの色が楽しかった。

パンの色も、その原材料と工程
発酵やミキシングや焼成によって違うように
チーズもまたいろいろだ。
その合わせ方を考えていくのは、とても楽しい。

ヴァランセはポプラの木の灰をまぶした山羊のチーズ。
可愛い包み紙とは裏腹に、かなり癖のある味わい。

わたしの味覚貯蔵庫にはこういうストックがなかったので
この小さい衝撃をひとつ、蓄えた。

果物とあわせたら、温めたらどうだろう、
ドライフルーツのパンは、ワインは・・・?
(昨日は6種類のドイツビールと主に北ドイツのパンだった)

癖があってもパンの長年の友達なのだから、
わたしも知って、仲良くなれたらいいな、と思う。
美味しい食べ方をご存知の方、教えてください。

短い時間でたくさんのチーズのことを習得するのは大変なことだ。
でも、一度味わっておく経験は、味覚の幅を広げてくれる。

味覚をストックできるスペースは無限にあると思う。
たくさんのストックを持っている人は、それを生かして
さらに味覚の世界を楽しめるようになる。