春の豆スープと宅急便

おぼろ豆腐の浸かっていた豆乳を温めて
茹でたてのグリンピースを入れて塩を振る。
スローでクイックなお昼のひと皿。
こういうささやかな、微かな味は家でしかできない。

宅急便が届く。
今のわたしに必要なもの、興味を持っていたものたち。
それらはまるですべて自分であつらえたように箱に詰まっていた。
胸がいっぱいになった。

素敵な奇跡のようなこと。
わたしにも、起こせるだろうか。