My Funny Valentine

世間はヴァレンタインデーの話題でいっぱい。

ヴァレンタインデーは、いつも
外国のお祭りをテレビで見ているみたいに
興味を持ちながらもいつのまにか
過ぎていることが多いようだ。

ひとつだけ
思い出すたびに苦笑するヴァレンタインがある。
学生時代最後の冬。

空港に迎えに来てくれる彼に、逢いたかったわと
NYのショコラティエで詰め合わせてもらった
素敵なチョコレートを渡そうと考えていたのに

散々遊んで疲れて電池切れになってしまったわたしは
飛行機の中で倒れ、車椅子で空港に現れることとなり
そのまま彼の車で病院に直送されてしまったのだった。
チョコレートどころではなく。

あの頃はそんなふうに弱かったので
どこへでも迎えに来てもらえたのかもしれないね、と笑う。
今は昔の笑い話。

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