NY・PARIS・TOKYO 料理人とパン職人のサンドウィッチ

日本パン菓新聞社主催のサンドウィッチセミナーで東京アメリカンクラブへ。

NYのAmy's Breadのエイミー・シャーバー氏、メゾンカイザーの木村周一郎氏、ADF+TSUJIのシェフプロフェッサー、クリスチャン・ジュリヤール氏、BEIGE TOKYOエグゼクティブシェフ、ダヴィット・ブラン氏によるサンドウィッチの話を、一度に聞くことができる機会なんてそうはない!

エイミーさんは、サンドウィッチ作りのポイント、ラッピングについての話。
ワックスペーパーをくるりと巻く方法は、遠いNYのパンの記憶をよびさます。

以前の記事で少し書いたけれど、木村さんはNY時代にエイミーさんのところでパンを焼いていたことがあった。
お二人の対談はベーカリーとデリのサンドウィッチを中心にワールドワイドな話へ。

木村さんを真中にしてエイミーさんとアラン・デュカスが繋がる。

そしてダヴィット・ブラン氏。
彼の話は第一部でデモンストレーションした7種類のサンドウィッチについて。
サンドウィッチキュイジニエ。料理人としてのアプローチ。
続いてジュリヤール氏。アラン・デュカスが何故ストリートフードともいえるサンドウィッチに興味を持ったのか。
7種類のサンドウィッチに込められているアラン・デュカスのメッセージについて。

誰もが同じことを言う。
良いサンドウィッチは良いパンと良い具材、そして良いソース(スプレッド)から生まれる、ということ。

その後レセプションで味わったのは、NYとパリと日本のサンドウィッチ。
それに合わせたsomething goodはモエ・エ・シャンドン ミレジムブラン ヴィンテージ1998、そしてバッハコーヒー

レセプションが始まってすぐ、会話に夢中になって危うく自分のシャンパングラスを倒しそうになったところを、一滴も零さないよう軽やかな身の動きで支えてくださった方がいた。
後になって、ADF+TSUJIのTさん(前職時代からお世話になっていた)やジュリヤール氏によってあらためてご紹介いただいて、それがダヴィット・ブラン氏だと知った。

あまりに美味しくて二つもいただいてしまったエイミーさんのサンドウィッチは、おそらくベージュ東京に木村さんが出しているセレアルを使ったニンジンとハマスのサンド。わたしはこれが大好き。ハマスやファラフェルは遠いNYで出合った味。またNYへ来たらぜひ寄ってねとチャーミングな笑顔で言う彼女のお店は、なんだかすぐそこに存在していそうな気持さえした。

あぁもう、こんなに素晴らしい人たちの話を独り占めしていないで、記事を書かないとなりません。