フランスの田舎にトリップ
少し疲れて弱っていたので楽しめるかどうかと思っていたけれども、それは杞憂に終わりました。
居心地のいいお店の料理はどれも素晴らしく、鴨の心臓など初めて口にするものもしっかりと美味しくいただくことができました。
シェフ(ADF+TSUJIのジュリヤール氏。アラン・デュカスのもとで十数年も仕事をされている)との食事、しかも料理を取分けていただいたりするのですから、かなり贅沢なひとときです。
そして、嬉しいことにわたしの大好きなパンが出てきました。パンじたいの味が濃いため、料理を選ぶバゲット。コム・ア・ラ・メゾンの涌井シェフに何故このパンを使うのかお聞きすると、自分の料理にとても合うから、と。本当にそうでした。何度お皿に置いてもらってもすぐ消えてしまう、美味しいバゲットはペルティエのもの。
約4時間半。こんなに時間をかけてゆっくり愉しみながら食事をしたのは本当に久しぶりのことでした。パンと食文化、料理の素材や仕事、そして映画の話。ずっとフランス語を聴いていたので、店を出る頃には遠くまで短い旅をしていたような気持になっていました。
今日のピックアップ: コムアラメゾン(嶋さんの記事2002.9)