ひとつのパンから食のブームを展望する

先日、パン職人さんたちと健康志向のパンについて話した。
少子高齢化の時代、パン職人さんたちも真剣に将来の食事パンについて考えている。

そこで全粒粉のパンの話が出た時、自分の最初の全粒粉のパンの記憶を辿ったら、紀ノ国屋のパンに行き着いた。軽くて食べやすい小さな食パン。
それをカリッと焼いてバターと蜂蜜、カッテージチーズとジャム、サンドウィッチなど、昔よく作った。
今は全粒粉のパンというともう少し欧風のしっかりしたパンを思い浮かべるのだけれど、当時はライトなものが主流だった。

先日焼いたパンはそれに近い。そこに自作のパンへの愛情が上乗せされる。

さまざまな製粉会社から雑穀ミックスのようなものも出ている。
今年更新された米国農務省・保健省のガイドラインでは、全粒穀物を積極的に摂ろうということが奨励されている。
ローカーブダイエットブームは穀物を主食とする日本には来なかったけれど、全粒穀物ブームは来るかもしれない。玄米もそうだけれど、味わい深くてなかなか美味しいから。


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