「パンでレストランの良し悪しを判断すべきか」

辛口で有名な料理評論家、フランソワ・シモンさんの本
『レストランで最高のもてなしを受けるための50のレッスン』を読んだ。

レストランに行くのに、こんなに戦闘準備して行ったらさぞかしつらいだろうに
と思うのだけれども、彼の文章は料理の形容が時々シュールなところが好き。
(そこは村上春樹さんに通ずるものがある。)

パンについて書いた章がある。

「ほんの少し注意をすれば、
パンがレストランの味を決めるカギだということがわかる。
それによって、レストラン経営者の真摯な態度やプロ意識、
美食好きかどうかがわかるからだ。」

わたしは評論家ではないけれども、
いつも思うことがある。
パンが美味しい店は料理も必ず美味しい、ということ。

パンは主役ではなくても、とても大切な存在。