あの日あの時のベーグル

ベーグルの好きな人は
マイベストベーグルを求めて彷徨うように思う。
それはどうしてなのだろう。

わたしも、一番好きなベーグルはと聞かれれば
ある日ある時ある場所に存在していた
記憶の中の美味しいベーグルについて
すこしだけ感傷的な話をするかもしれない。
今はもう不確かなものなのに。

ここに確かな現実のベーグルがある。
近いので時々行く店のもの。

今この時をここで味わう愉しみ。

そしてまたそれも思い出になる。