「やっぱり美味しいものが好き」で思わずレトロドール

ブロートハイムの明石さんが先日、とても面白いから読んでみてと薦めてくださった本を読んだ。
『やっぱり美味しいものが好き』
著者のジェフリー・スタインガーデン氏は弁護士からヴォーグのフードライターに(この言葉を聞くたびに、どうもフードファイターという言葉を連想してしまう。)転身したひと。

パンについて書いた章は、パリのバゲットコンクールでスタインガーデン氏がアラン・デュカスや著名な人々と共に審査員をした時の話。
100店近くの店から選び抜かれ優勝したバゲットを焼いた人はなんと匿名で受賞放棄。
本来名前を書く欄には「パン屋はお客のためだけにパンを焼く」と一言あったとか。

それから、上位2位から5位入賞のパンすべてが「ビジネス戦略における驚くべき成功例」としてVIRONの「レトロドールブランドだった」ことをあげていたのが面白かったし、アメリカのパン(今年も1999年に続いてクープデュモンドでグランプリだった)の質が向上している話も興味深かった。

パンの章を何度も読んでいるうちに、わたしの足はVIRONへ。
今度はブロートハイムに行かなくちゃ。

今日のピックアップ: 「やっぱり美味しいものが好き」