昨日のランチタイム、素晴らしい味の記憶
と書いたまま、さまざまな想いが浮かんできて、本当に文章にも言葉にもできなくなってしまって困っていました。
昨日の昼食にはさまざまな気づきがあり、パン以外にも、大切なことを教わりました。
レストランと学校のコラボレート。
受講生とスタッフのためにつくられた昼食は、ほんとうに素晴らしかった。
上質な普段着の顔をして、母が作るような安心な温かさを持って。
そういうことを外食産業でビジネスにするということが、どれほど大変な世の中だろう、と思います。
でも、挑戦すべき、素敵なこと。
個々のピッチャーに用意されたのは野菜の凝縮したスープ。
黒豚のグリルとジャガイモのグラタンは究極にシンプルな味。
そしてショコラのデザート。エスプレッソ。
化粧も厚着もしない、うつくしい食べものたちに感謝し、食材から素をひき出して凝縮させ、一番いい形に再構築するような料理人の技に心を動かされる経験。
こうした経験、楽しい味の記憶を持つことは、食をクリエイトしていく人たちにとって、ほんとうに素晴らしい財産になると思います。