バゲット授与式と、シモンさん来日とジャン・レノの話
幸運にも、焼きたてのバゲットをいただいた。
(栄誉ある授与式ではちょっとしたハプニングも。
それはその場にいた人だけのヒミツにさせてください。)
今日は打合せでお会いした人たちと
貴重なバゲットを分け合った。
軽い酸味は、夏の料理に合うと思う。
たとえば、今日のランチの鰯とトマトの香草焼きのような。
ところで昨日、藤森さんが面白い話をしてくれた。
最近、LE FIGAROの記者、辛口評論家の
フランソワ・シモン氏が来日して
食事を共にされた時のこと。
シモンさん、以前は伝統的なパンしか認めず、
日本のパンの遊び心が理解できなかったけれど、
最近ではクラシック+ちょっと日本の遊び心も
面白いのではないか、と思えるようになった
と言われていたとか。
それで、冗談か本気か、ワサビ入りクロワッサンが食べたい
と、ビゴさんに言ったそうで、藤森さんが作ることになった。
それ、お店に並びますか?と聞くと、
ちょっと渋い顔をして、一旦否定しながらも
藤森さんは次のように答えた。
並ぶとしたらジャン・レノって名前にする。
映画、WASABIにちなんで。
並ぶのかな。ジャン・レノ。
それにしても、シモンさんが来日してパン屋さんと会った
ということはつまり、そろそろ例の超辛口パン批評企画が
某誌に掲載される日も近いかも?