しずかな夜に

今年は、気がついたらもう、すっかり冬になっていた。
休みもなく、どこへも行かなかった。
ほんとうは時々休んだ。どこに行く自由もあった。
全部、自分で考えてしたことで、全部、自分の時間だった。

いまの時期はいつも、一年間を振り返る。

好きなことを仕事にするということは時々
想いが邪魔をして大変になることがある。
反省することと、感謝することがたくさんある。

そんな夜おそく、メッセージをいただいて
胸がいっぱいになった。

そのまま引用します。

ちょこたるるーとさん
清水さん、こんばんは。明日は早出なのに寝ないでこれ書いてます。
「おいしいパン屋さんのつくりかた」読ませていただきました。
いつも清水さんの日記や記事を拝見するたびに、美しく凛とした言葉が
綴られているなと思っていました。本の方も優しく綺麗な言葉で、
実に美味しそうにパンの事が書かれていたように思います。
言葉で何かを伝えるのって難しいのですね。
この感想を書いていててそう思います。

私生活や趣味・遊びも大切だし楽しいけれど、
仕事で得る喜びも人間にとっての究極の快感のひとつであると
思っています。それが誰かを喜ばせたり、助けたりするのであれば
なおさらです。お金を得たり地位や名声を得るのとはまったく別でも。

明日は少しだけでも成長したいと思います。これが私の読後感想なのです。


どうもありがとうございます。
いま、こんなふうに感想をいただけて、ほんとうによかったです。

*

どんなお仕事をされているのだろう。
どんな仕事でも、いいことも、大変なこともあるだろう。

わたしの伝えたかったことが伝えられた気がして
泣いてしまいそうになった。

毎日たくさんの情報の中にいて、おもにウェブで
そうした情報を書いているので、本はすこし違うものにしたかった。

読んでくださった方には、なにかひとつでも
自分にとってのいいことのきっかけを
心にじかにふれるような言葉を
みつけてもらえたら、うれしいと思っています。