マルガレーテさんのシュトレン

舟田先生から、マルガレーテさんのシュトレンの
おすそわけをいただく。

最近は町のパン屋さんでシュトレンをみかけることが
ほんとうに多くなった。
ことしも、何種類か食べた。
おいしいものは、スパイスがとがっていなくて
香りも食感もすべてがまろやかにまとまっている。

10代の頃、本で見たシュトレンは
バターをしみこませる過程が楽しそうで
フルーツケーキづくりに飽きていたわたしは
いつかつくってみようと考えていたのだった。
あれはどこの店のレシピだったろう。
プロ向けのものだったのか、材料の量がなにしろ多かった。
お菓子をつくるときはいつも何分の一かに計算していた。

マルガレーテさんのお手製は、大きい。
マジパンも白餡のようだ。
シュトレンはできれば2キロくらいで
大きく焼いたほうがいいように思う。
切りわけて売るのは難しいから
家庭の味になるのだろうけれども。

マルガレーテさんのシュトレンはずっしりとして
遠い外国の味がした。

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