『ALWAYS 三丁目の夕日』とみんなのぱんや

日本アカデミー賞の授賞を総なめにした
東京タワー建設当時の昭和30年代を描いた映画
ALWAYS 三丁目の夕日』。

丸の内にOPENしたみんなのぱんやと
ほぼ同じ時代設定です。

その頃の日本のパンは、いまにくらべて
材料も設備もあまりよくなかったのだそうです。

それを補っていたのは職人の腕でした。
その頃の、しっかりと発酵させ熟成させる製法の
パンを再現して販売する店がみんなのぱんやです。

現代のパンの原材料の品質は、ずっとよくなり
設備も製法も進化してはいますが
簡単に一定の美味しさが出せることが何より大切にされ
あまりにも大量の新商品の発売や具材合わせの変化による
表面的なものづくりにだけに目が向けられている風潮がある。
時間をかけてひとつのものを究めたらどうだろう。

何年か前にそう思った西川隆博さんは
実家のニシカワ食品にあった昔の資料をもとに
VIRONに続いて、古き良き時代の良いところの再現を
こころみたのです。

今日のピックアップ: 「みんなのぱんや」