池田学校

愛工舎で開催された池田裕之氏のカフェ向けメニュー提案セミナーへ。
池田さんはオーバカナルの立ち上げをしたシェフ。
ムーミンベーカリー&カフェなどのプロデュースを始め、コンサルティングをされています。

セミナーではフォカッチャ、チャバタなどイタリアのシンプルなパンとそのサンドウィッチ、ピザ、全粒粉のプチパン、クルミのリュスティックなどを、出席者は実際に手で触れて作りながら学びました。

池田さんのお話の中で、わたしにとって印象的だったのはチャバタ。
チャバタは近年、カフェをする人に人気のパンです。
薄いクラストと大きな気泡のあるクラムが特徴で、あっさりと軽い食感が大変おいしいものですが、時間が経つと固くなり、サンドにして冷蔵保存したら味が落ちてしまうものです。

焼きたてがおいしいのでぜひ食べてみて、ということでオリーヴオイルをかけた焼きたて(3枚目の画像)を試食。この至福を味わったことがある人ならばそのままサーヴしたいと思うところですが、カフェによってはオペレーションの都合上、そうもいかないようで。
また、穴から具材が落ちてしまわないように穴を小さくしてほしいという要望もあるとか。
池田さんはルセットを変えて、それぞれの要望にあったチャバタも提案することができる。
プロフェショナルとはそういうものなのだなと思いました。

パン屋さんやお菓子屋さんがカフェでパンの食事を出し、カフェやレストランでも小さなオーブンを使って自家製パンを焼く時代。
本当においしいパンを、ひとをよろこばせるメニューをつくろうと、カフェベーカリーの開業を考える人たちは熱心に聞き入っていました。