農家のパン屋さんと蔵のカフェ再訪

窯焼きパン工房ゼルコバのことを書いたのは3年前だった。

「四季を通して裏の畑と会話しながら」ゆたかなパンを焼くことができるのは、農業を営んでいればこそ。

2年前にリニューアルがあって、溶岩をつかった石窯を導入したことで、パンがたくさん焼けるようになったようだ。

ケヤキの大木も、農家のお家の庭に入っていく、あの素敵な感じも変わりなかったけれど、パンの販売場所は工房から奥のカフェに移っていた。

カフェの建物はその昔、お蚕さんを育てていたところ。
ほの暗く静かで、とても落ち着いた気持ちでパンを買うことができる。

以前、お茶をのんだ時、レジのところにあった小さな鬼灯のランプが印象に残っていた。

それをまた見ることができたのが、うれしかった。
窓から見える雨にぬれたみずみずとした緑も、その時とおなじだった。

そうそう、庭の入り口脇に、フレンチブルのフィグ君がいた。
いい名前。
(わたしのフィグ好きぶりは15日のメールマガジンをお読みになった方なら、おわかりになることでしょう!)
フィグ君は、お手をするとき、手を握るのが、我が家のマフィンとおなじだった。

写真のパンはラムカランツとくるみのプチ。

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