スコーンの話

サーバの都合でメールマガジンの発行が
少し遅れてしまいました。

最近パン屋さんのスコーンがヴァラエティに富んでいる
という話で書いた、イチジクとオレンジの入ったものは
シエスタのスコーンでした。

スコーンの記憶を辿ると、20年ほども前の
渋谷のアフタヌーンティー
新宿のバビントンティールームのことを思い出します。
それからカナダの、かつてイギリス領だった島のホテルで
味わった伝統的な「アフタヌーンティー」のスコーン。

わたしも、時々つくりました。
はちみつやドライフルーツをいれて遊びながら
型抜きしたり、丸めたりして。

いま、多くのカフェでスコーンは人気のメニューとして
定着し、スターバックスをはじめ、コーヒーショップでは
大きくて素朴でシナモン、チョコ、ベリー、
アイシングがかかったものなどいろいろあって
それはナイフもフォークも使わず、クリームをつけずに
そのまま食べられます。

パン屋さんで見かけるスコーンは
焼き菓子のひとつとして、菓子パンの仲間として
あるいは他のパンが焼きあがるまで、
ショウケースでの留守番役として存在しているのかな。

いずれにしても、市民権を得て
居場所を確保している感じがします。

パンよりずっと単純なものだけれど
おいしいパン屋さんにスコーンがあったら
きっと、買ってしまいます。