エリック・カイザー製パン講習会

エリック・カイザー氏によるメゾンカイザートラディショナルを使ったパンの講習会を取材。

前回とルセットを変え、「パンのつくりかたはひとつじゃない」ということが提示されたほか、パン・ド・ミやピッツァなどのアイテムが紹介されるなど、さまざまな用途にアレンジできるということも実演された。

アレンジといえば、バゲットの生地にチョコチップ20%、バター5%を加えると、バゲットとはまったく違ったパンオショコラができるということなど、マジックのようで興味深かった。

「お客さんの好みも大切だけれど、自分が世界で見つけたおいしいものを紹介して楽しんでいただくことも大切にしたい」というカイザーさんの言葉が印象に残った。
伝えることの大切さ。
木村さんも、「このパンをこうやって食べるとおいしい」というメッセージ、パンのある暮らしの愉しみをお客さんと共有できたら、と言っておられた。

わたしは選んで買うことも含めて、食事パンになにかをあわせる(Bread+something goodですね)日常的な愉しみを伝えたいと思っていて、数年前から活動している。
今日の製パン講習会でうれしかったのは、共感したことのなかに、自分の仕事を確認したこと。もちろん、わたしは製パンではなくて伝えることにおいて。

*

夜になって、大好きなホテルへお茶をのみに。
最近、心から楽しむことをどこかに忘れていました。

忘れものを届けてくれた人たちに、感謝をこめて
大きく笑ってみます。お疲れさま!

今日のピックアップ: おいしいパンのためにデザインされた小麦粉