きっと好きだと思う

ふき終えたテーブルの上に
冬枯れの木々や昼の月が映るのを
ぼんやり眺めていた。
時々、雲が流れていく。

FORETと書かれた瓶は森のハチミツ。
冬の重いパンに合う深い色。

同時進行していたいくつかの仕事が一段落したら
チカラがぬけてしまい、久しぶりによく眠り、
惚けていた3日間。

友達が「美穂子さん、きっと好きだと思う」
と言って本を貸してくれた。
なんて、うれしい。

その時の自分にとって絶対必要だったと
あとになって思えるような大事なことを
的確に気づかせてくれる友達の才能に
最近、感動している。