写真はダリの壁に埋め込まれたパン

最近の贅沢は、小説家による絵画案内
『美の旅人』(スペイン編 伊集院静 著)
を読むことだった。

 

本のなかにおもしろい写真があった。
パンが好きだったダリによる、
ダリ劇場美術館の壁に埋め込まれたパンのオブジェ。

 

 

さて、わたしはダリの生涯に興味があって読み始め
途中で性格も画風もまったく違うミロに夢中になっていた。

伊集院さんがミロを好きだから、とくに惹きこまれて
しまったのかもしれない。

 

いままでなにも知らなかった。
激しく時代が変わり、さまざまな影響を受けてきても
己を見失わず、強く静かに生きたミロのこと。

 

作品を鑑賞するとき、最初はなにもいらない。
でも2度目からは、作家の生涯について書かれたものを
読んでいると、より深く愉しむことができると思う。

 

いつかきっと、観に行こう。