ブレッドジャーナリスト

わたしは最近まで、
自分の仕事の肩書きが定まらないことを気にしていた。
今でも時々、気になる。

 

「ブレッドジャーナリスト」という肩書きは
大切な友達にもらった。
彼なくしては今のわたしはいないと思う。

 

毎日書いているjournalには、ニュース的なことのほか
取材で知ったパンの持つストーリーや背景を伝えたり、
自分が直接関わる日々のパンのコーディネートなど
提案する要素も入ってくる。

 

コーディネーターということでいえば
わたしがパンとコーディネートするのは
食材だけでなくてメディアの企画だったり、
人や店舗のこともある。

 

パンのことを大切に思う多くの方々によって
パンをとりまく、さまざまなつながりに
関わらせてもらっている。
Bread+something goodの「+」のところで。

 

言葉を扱う仕事をしていながらまだ、
自分の仕事をヒトコトで言い表す言葉をみつけられないでいる。

でも、肩書きなんてなくてもいいのかな、と最近思う。

 

求められること、できること、したいこと。
毎日ひとつひとつの仕事にきちんと向き合っていかれたら。

尊敬する、世の職人さんたちのように
ひとつひとつの仕事を、大切にしていけたら……。