生地を感じる手ごねと香りのベーキング

The Culinary Institute of America(アメリカ料理学院)

のロバート・ジョリンさんを講師に迎えて開催された

アメリカンベーキングセミナーに出席しました。

 

レーズンとフィグの会社が主催しているので
紹介された12種類のパンとお菓子はそれぞれ
おなじみのレーズンやフィグを使ったものでしたが、
そこにフェンネル、アニス、セージ、ローズマリー
バジル、コリアンダーなど、ハーブや種子が
加えられて、非常に個性的なパンとなっていました。

先日も書いた「過去のある時ある場所へ」
いざなわれてしまうのが、香りの効力。
脳内でふらり、と旅に出てしまいました。

12種類紹介されたなかで唯一
イチジクとローズマリーを使ったチャバッタだけ
手ごねが披露されました。
チャバッタは、あまりいじらないパンだから
そのほうがおいしいのかな?
ジョリン先生は、そのやりかたをベーカーにも
リコメンドしているのかな?
と思ったので質問すると、先生は悪戯っぽく

微笑みながら答えました。
「それはスピリチュアルな理由で、なのです」

パン屋さんではとかくミキサーのボタンを押せば生地が
できてしまうものだから、手で捏ねることはなくなって
いるけれど、このパンは手で作ることもできると見せたかった。
触ることで、生地の力のつきかたがわかる。
どういうふうにできていくのか体感するためにも
時には原点に返って、touch the dough!(生地に触って)
ということなのだそう。

 

今月はセミナーの多い月。
+something goodをたくさん、伝えていきたいです。