ブレッチェン
夜中に茹でておいた卵を早朝、フォークでつぶして
黒胡椒を挽いて、トーストしたパンに挟む。
現場へ向かう夫が車の中で食べる朝のお弁当は
そんなふうに、数分の間に出来あがる。
これはブレッチェンみたいなパンだともっとしっかり
美味しくなりそうだと思う。できれば自家製の。
写真を眺めている。
『パンとお菓子の本』でベッカライ徳多朗の徳永さんが
家庭向きレシピも紹介されている。
玄米ごはんでもっちりさせているところが
徳永さんのブレッチェンの特徴で、それは
ごくシンプルなハムサンドにも合いそうに思う。
ここ数年、事情があってパンを焼いていないけれど
いずれ焼けるようになったら最初に普通のプチパンを焼いて
次にきっと、ブレッチェンを焼いてみたいと思っている。