秋の仕事

Diary81001

写真は代官山のEATALY。ちりめんキャベツが美しい。

記事をUPしています。

イタリアンフードマーケットEATALY初上陸!

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ここのところ、取材や原稿書きの他に、メニューの開発、

メディアの企画制作や新商品のプロモーションに携わる

人たちの相談を受けるなどしていました。

そんな中、いつも大切にしたいと思うのは

尊敬する気持ち、夢見ること、楽しむこと。

自分だからこそ、伝えられること。

どんなときも、です。

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友人が来た晩、久しぶりに栗ごはんをつくりました。

例年は、栗は茹でるか渋皮煮なので、生栗を剥く大変さを

思い出しました。ちょっと焼いてみたけれど、カタカッタ!

でも、その甲斐あって、おいしい栗ごはんになりました。

また別の日、友人と近くの料理屋さんに行きました。

季節の白和えは、無花果、柿、インゲン、ナッツなどが

入っていて、感動もの。わたしは白和えが大好きです。

そしてメジ鮪のお刺身に葉野菜を天盛りにしたものなど

おいしくいただきました。

数日後、感動を忘れないうちに、家のテーブルにも並べました。

好きな店に通うことは、料理を学ぶのと似ています。

その晩は、友人の歓送会でした。

同じ店のカウンターで、お酒をのみながら、仕事の話をしたこと

などが懐かしくて遠い、今ではもう昔のようです。

あの頃できなかったことが、今はできるようになっている。

あの頃できたことが、今はできなくなっている。

温かいおもてなしを受けて、からだじゅう幸せな気分になって

帰る道すがら、ひとりあれこれ考えていました。

仕事でもなんでも、今すぐ思い通りに、完璧にできないことが

無数にあります。でも、だからこそ、真摯に向き合い、究めていく。

そういう種類のたのしみもあると思います。