America Cheese Festival 2008

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アメリカ乳製品輸出協会主催、アメリカチーズフェスティバルが

九段下のホテルグランドパレスで開催されました。

会場はテイスティングサロン、料理コンテストの実技やセミナー

のスペースに分かれ、同時進行で賑わいを見せていました。

まさにフェスティバル。

アメリカにおいしいチーズがあることはわかっていても、

日本でのアメリカ産ナチュラルチーズはあまり印象にないなぁ……

と思っていたら、ここ数年、輸入量はハイピッチで増加しているのですね。

アメリカは世界最大のチーズ生産国でもあります。

その中でも今日は、伝統の職人技でつくられるアルチザンチーズ、

自家農場のミルクだけでつくるファームステッドチーズなど総称して

スペシャリティーチーズと呼ばれる小規模生産者のチーズを味わい、

その素晴らしさを知りました。

国際的な品評会でもこうしたチーズの評価はかなり高く、今年の

ワールドチャンピオンシップチーズコンテストでは77部門中46部門で

金賞、ワールドチーズアワードでは金銀銅あわせて56個のメダルを獲得

したそうです。すごい。

チーズプロフェッショナル協会会長の村山重信さんは「伝統を今に

凝縮したアメリカらしさ、生活型のチーズ」と言っておられました。

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日本とアメリカのチーズの第一人者

村山重信さん、レジー ハイスさん

アメリカは大量生産のイメージが強いですが、その昔、ヨーロッパから

それぞれの国の伝統を携えて移ってきた人々がいて、それを大切に

継承している人々がいるのです。

そうだった。わたしはそういうアメリカが好きなのだった……と再認識。

村山さんのセミナーでは、NYのチーズの話が最高に魅力的でした。

知っているお店もいくつか出てきて、たまらなく行きたくなりました。

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「グラン ・ケソ 」 マンチェゴに似た牛乳のチーズ。

リンドはパプリカとシナモンなのだそう。

さて、テイスティングサロンで、気にいったチーズをメモしてきました。

チーズコンサルタントアメリカのチーズの第一人者である

ジー ハイスさんの日本未入荷のセレクションから、

* 「ドライジャック・リザーブ」(パルメザンと似たナッティテイスト)

* 「ルージュ・エ・ノワール ブリー」(米国で142年の歴史を持つマリーンフレンチ製)

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* 「マスカルポーネ」(薄いレモンクッキーにのせると、罪な味)

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* 「グリュイエール・スーショワ」(一番好きだったかも!)

村山さんセレクト、日本で販売されているチーズから、

* 「チェダー10Y ブラッククリーク10年熟成」 (アミノ酸のジャリっとした粒子を感じる)

* 「フラッグシップ」 (ワインのベストフレンドという相性を持つ)

これからパンの友達を探すときは、アメリカ産チーズにも注目していきたいと思います。

アメリカ乳製品輸出協会