クインビーガーデン メープルスイーツコンテスト
株式会社クインビーガーデン主催、
メープルスイーツコンテストの表彰式に出席しました。
応募総数144作品の中から、金賞を受賞したのは
菓子部門でエントリーしたカルチェ・ラタン
銀賞はアシェット部門、ロイヤルパークホテルの
齊藤雅之さんと、パン部門、宮城調理製菓専門学校の
宍戸周さん。おめでとうございます。
宍戸さんの作品、ブリオッシュ・エラブル
受賞した全作品に対する審査員の講評のメモを
ここに書いておきます。
「メープルの特性をどれだけ生かしているかが審査の
ポイントとなりました」
ドゥーシュークルの佐藤均さん
「メープルのような単体の素材がテーマのときは
組み立てに懲りすぎると味や香りがわからなくなって
しまう。シンプルが望ましい」
「答えが10になる数式というお題があったとき
9+1も、5×2も、100-90も、10になる。
仕事は攻めかたが大事。既成概念を壊して、
化学的あるいは精神的に攻める柔軟さを大切にしてほしい。
毎日毎日、仕事は打ち寄せる波のように繰り返す。
でも、海岸の形は変わっていく。出来上がるものは徐々に
変わっていく。老練な努力をされてきた方に幸運が舞いおりた
今回のコンテストはとてもよかったと思う」
今回わたしはテイスティングしていないので、作品についての
コメントはできませんが、クインビーガーデンのサイトのほうで
詳細がまもなくご覧いただけると思います。
わたしがテイスティングしたのは、志賀さんのパンです。
栗とメープルのチャバタ、ブリオッシュのテリーヌ風、バゲットマロン……!
チャバタは、志賀さんの得意な、水分量の多いパン。
その量、粉対比93%、そこに零れ落ちるマロン。
テリーヌ風は、焼くと消失しがちなメープルのアロマを残すために、
食パンの生地をたっぷりのメープルシロップでマリネしたものを
ブリオッシュに包んで型に入れて焼いているのだそうです。
バゲットマロンは、マロングラッセを練りこんだスイートなバゲット。
ものすごく特別なパンたち。
メープルに酔いしれるレセプションでした。
いただいた資料映像より、メープルシロップを採取する風景。
大好きな、MAPLE SUGAR SEASONの絵を思い出します。