薫々堂のブリオッシュバラエティ
昨日は、クラブ・ド・サントノーレのセミナーで
日本製粉東部技術センターへ。
今回は薫々堂の亀山修二さん、裕子さんご夫妻を講師に迎え
おふたりがこだわりを持つ、さまざまなブリオッシュの実演が
ありました。
パン職人になり、薫々堂を始めるまでのお話は
それぞれが自分のストーリーを語ることで、より立体的に、
ドラマチックに心に響いてきました。
最も印象的だったのは、裕子さんの話してくれた、
今はもうなくなってしまったパン屋さんのお話。
フランスから帰国後、裕子さんは昔ながらの日本のパン屋さんに
勤めます。町の子供たちの成長を見守るおじいさん社長が経営する
温かいパン屋さんで、パンに使うバタークリームやカレーや
マヨネーズは、店でつくっていたのだそうです。
「都会にあるフランス・ブランドのパン屋さんよりも、この
おじいちゃんのお店のほうがずっと、フランスのパン屋さん
っぽいなと思ったんです」
おじいさんがやりたかったはずのことを、裕子さんは
やりたいのだそうです。
薫々堂に行かなくちゃ、とわたしは今、思っています。
セミナーでは4種類のブリオッシュ生地、
9種類のパンとパン菓子が紹介されました。
そうした内容はあらためてレポートしたいと思います。
前回のセミナー