ガレット・デ・ロワの夜
フランスで、新年を迎えると、お菓子屋さんやパン屋さんに並ぶ、
ガレット・デ・ロワ。家族や友人と新しい年を祝うときに皆で食べる、
フランスで古くから愛されているお菓子です。
こうした伝統菓子の魅力と文化を伝える、Club de la Galette des Rois
(クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ)主催のコンテストが今年も開催され、
代官山のヒルサイドテラスで、最終審査と結果発表が行われました。
会場内はひと足早く、新しい年のお祝いの空気。
最優秀賞を受賞したのはガトー・ド・ボアの中野心悟さん。
おめでとうございます。
今年はパン職人さんの入賞はありませんでした。
日本のパン屋さんでこのお菓子をつくるところはまだまだ少ないですから、
これからどうなっていくのかが興味深いです。
シュトレンのように広まれば、さまざまな形態が生まれてくることでしょう。
それはそれで日本ならでは。
そのとき、本来の伝統や文化を知る人たちの存在、伝えていく人たちの
仕事が、とても重要になってくると思います。
コックコートを着て、ガレット・デ・ロワにナイフを入れるフランス大使
日仏交流150周年を記念して、フィリップ・フォール駐日フランス大使に
献上された大きなガレット・デ・ロワは、協会会長のパティシエ・シマ、島田進さんの
作品。その美しさ、美味しさに心奪われました。