TOTSZEN BAKER'S KITCHEN STYLE

今年の春から会員制となり、幹事の交代なども経て

パン業界で働く女性の交流会としての色を強めている

クラブ・ド・サントノーレのセミナーを取材しました。

Diary909241

講師は大倉山のTOTSZEN BAKER'S KITCHENの岸本拓也さん。

岸本さんはホテルでの接客、企画、PRなどの仕事を経て

2006年にTOTSZEN BAKER'S KITCHENを開業しました。

セミナーのテーマは「小さなリテイルだからできること」。

岸本さんが思うリテイルベーカリーとは、

「純粋にパンを売るだけでなく、お客さまに心の豊かさを売る、

最高に楽しい個人商売」なのだそう。

「その日に訪れるお客さんをどう喜ばせよう、どう役に立とう

って、毎日考えています」という彼のおもてなしの極意を

具体例とともに教えてもらいました。

それは、今ここには書かないでおきます。

岸本さんの店や仕事に対する想いは改めて書きたいと思います。

Diary909242

上の写真を撮った後、照明を落としたオフィスの一室には静かなジャズが流れ、

ホテルのラウンジでディスカッションしているような雰囲気づくりをした、参加型

セミナーとなりました。

こういうのを、トツゼンベーカーズキッチンスタイルと呼んでしまおう。

この雰囲気づくりが、おもてなしのひとつなのです。

セミナー後の交流会でも小さな感動がありました。

それは「この中に9月生まれの人、いますか?」と言って

挙手した人にバースデーケーキのサプライズプレゼントがあったこと。

キャンドルを灯して、みんなでバースデーソングを歌いました。

ひとを楽しませる雰囲気づくりの実践です。

こんな時代に、この厳しい業界で頑張っていくひとの心にも

あかりが灯ったに違いない、ひとときでした。

Diary909243

新しいサントノーレについても、後日改めて書く予定です。