冬のパン

あちこちで、門のところの置かれたジャック・オ・ランタン

飾りを目にする頃になると、犬のマフィンのことを想う。

下のほうに白目の三日月ができるキラクリの目や、黒くてつめたい鼻や

まっしろな頬髭のことも、ひなたのような匂いも、

別れてからもう、3年経つけれど、まだよく覚えている。

*

深まる秋。

as leafのテストキッチンでは、ちょっと遅めの冬メニューがほぼ完成。

こういうの、いいな、というのが形になると、うれしい。

今回は、アズリーフマフィン/リンゴが一番気に入っている。

何度も何度も試作を重ね、真剣にディスカッションしたり。

いつも楽しく頑張るチームas leafの皆さま、ありがとう。

Diary91030

写真はフルーツのパン。カリっとしたマカロンのようなコーティング。

冬の朝に、コーヒーのお供にどうぞ。12月には店頭に並ぶでしょう。

次回は春のパンかな、なんて言葉が飛びかう。はる……!?

個人的には、パンに四季なんてなくていい、と思っていたけれど、

サンドイッチやお惣菜パンに季節を感じるのは悪くない。

季節が過ぎていく。