We Japanese

Diary911281

義父に同行して、定期的に参加している

牛場リスクマネジメントサロンのセミナーで

横浜グランドインターコンチネンタルホテルへ。

リスクマネジメントの世界大会で出会う人々に

このごろの日本人は自国に関する知識よりも欧米に

関する知識のほうが豊富なのか、と聞かれることが

しばしばあったことから、牛場先生の今回のお話の

テーマは「We Japanese」。

日本人としてのアイデンティティ

日常生活の行動の特徴については

最近取材したばかりのシェフの話と重なって

わたしにはとても興味深い話でした。

日本人は発明よりも工夫や改良、アレンジするのが

得意な民族なのだそうです。そして手仕事の器用さ。

日本は手仕事の国、と言ったのは柳宗悦だったでしょうか。

今日のお話でも「手」のつく日本語がいくつも上がりました。

パンでいえば、外国の味そのままを再現することも

アレンジを重ねて新しいものを作り出すことも、

どちらも可能なのが日本人かもしれません。

いずれにせよ、より早く安く簡単に、ではなくて

より精密な手仕事が生かせたら、センスあるものが

生まれるのではないでしょうか。

外国の良いものに憧れるのは、素晴らしいこと。

でも、日本人として、外国人に誇れるアイデンティティ

きちんと持っていられたらと思うのです。

日本のいいものの話をたくさん聞きました。

のぞき窓より不躾でない格子戸。

使い手が決まっている食器。

外は地味でも、中はあざやかな重箱や、きもの。

ちらりと裾をのぞくと、八掛も地味だった祖母のきもの。

わたしはせっせときものを着て、日本語の修業も続けることに

いたします。

祖母の好きだった横浜で、今日は、中華料理をいただきました。

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