パン工場見学と銀座のクリスマスツリー

パン工場見学に行った。

工場、といっても工業製品を作る場ではなくて

普通のパン屋さんのパンコウバの規模を、

大きくして、人の数を増やしたような工場だ。

パンはもちろん、手作業で成形され、窯に入れられる。

小さなパン屋さんと同じメーカーの機械がある。

何より違うのは、エアシャワーなど、

工場を完璧にクリーンに保つための設備だろうか。

建築現場でヘルメットをつけたときのように特別な気持ちで

白衣を着て二重の帽子に白い靴にマスクを身につけて、

そろそろと注意しながら歩く。

工場の中は小さいパン屋さんの工場と同じように

ルヴァン種やイーストによる発酵の、バターの、

炊いている果物の、こうばしく焼かれたクラストの

それぞれの匂いが、それぞれの部屋で、感じられた。

出来上がったパンは、都内の販売店舗に配送される。

その後、こういうパンが販売されるショウケースまで

どのようにして運ばれるのかを実地調査に行った。

視点が変わると、見慣れたパンも、いつもの店も

新しいメッセージを伝えてくるから、興味深い。

Diary91218

銀座のミキモト本店前のクリスマスツリーは

群馬県から運ばれた樹齢30~40年のもみの木。

通りがかる人が、足をとめている。

25日まで展示された後は東京近郊の公共施設に

寄贈されるそうだ。