和菓子屋さんで、ショウガの香り
近所の和菓子屋さんの、豆大福と栗羽二重が好きなので
元旦から実家に持っていくなど、今年も続けて通った。
両方とも餅の部分が薄くて、中味が多く、すっきりと
薄墨色で、甘くないところが雅やかで品がある。
これが、和菓子屋さんでなく、餅屋さんであったら
そうはいかないだろうと思う。
パン生地が少なく、中味が多いパンは人気が高いけれど
中味でごまかすようじゃ駄目だ、パンの味で食べさせなきゃ、
という正統派の職人さんも多い。わたしもそう思う。
日本には和菓子屋さんタイプのパン屋さんが多い。
ある意味そちらが日本の正統派。
おいしければそれも、悪くないと思う。
さて、和菓子屋さんで、ショウガの香りがした。
「ショウガを炊いているのですか?おせんべいかなにか?」と
聞くと、お店のおかみさんが教えてくれたのは、
「いま、ショウガ湯を飲もうと思っていたところだったの」と
いうことだった。
それから、ショウガは買ってきたらすぐにすりおろして
板状にして冷凍しておき、ポキッと折って使うといいと
教えてもらった。香りもこんなにいいのなら、と即実行した。
いろいろな料理に使える。