NYの夢とパン

今朝、NYの夢をみた。

雪が降り積もる通りを、アパートの窓から見下ろしていた。

起きたら晴れていて、NYではなかった。

なんとなく気もそぞろになっていたところへ

現実の世界から、すばらしいパンが届いた。

Diary100221

質感も香りも柔ではなく、しっかりとしていて

これぞまさにパン、であった。

パンはファッションではない。

武器でもない。

わたしが思うパンとは、ファストフードではなく

母親が子供のためにつくる食べもののようなもの。

静かな温かさを持って、ひとの血となり肉となり

心までもゆたかに満たすもの。

クロスをたたむとき、移り香に、目を閉じた。

Diary1002212

NYの夢は消えてしまったが、もう、寂しくはなかった。