移動販売の鯛焼き

Diary100403

毎週のように、豆頬髭犬たちの散歩の途中

移動販売の鯛焼き屋さんに寄っている。

ひとつひとつ、職人さんが焼いてくれる

できたての鯛焼きにすっかり心を奪われている。

こういう人には、パンを焼かせてもうまいに違いない

と密かに思う。

パリッとした皮は薄く、薄いのにモッチリもして

中に入っているのはあっさりと洗練された粒餡で

それはまるで、出来たてのぜんざいみたいに熱々で

汁気が多いので、食べ歩きするならこぼさないように

ヤケドをしないように、細心の注意を払わなくてはいけない。

豆頬髭犬たちには、しっぽのところを与える。

肌寒い薄曇の日、でもこの鯛焼きは最高にすてきな散歩の友だ。