びっくりする日々のマフィン

びっくりした

と言うと夫は

またびっくりしたの?

と呆れる。

こんなに長生きしていても、

毎日びっくりしていたら、新鮮でいい、と思う。

ここのところ時間が飛ぶように過ぎる。

そのことにもおどろく。

びっくりすることが多い日々は角のない、

まるいパンを食べてまるい気持ちになりたい。

だから最近はイングリッシュマフィンばかり

食べている。

Diary100521

好きなマフィンは3つあって、

一つはまだ食べたことがないけれど

好きに違いないと思っている。

どれもこれも、好きな職人さんの焼くもので

取寄せないとならないのでなかなか手に入らない。

贅沢は言わないで、普通のマフィンを食べている。

それも、まあまあおいしい。

職人のパンは、いつも幸せなおどろきに満ちているが、

日々のパンは、びっくりするほどのことがなくても

いいのだろう。

コーヒーで一息いれながら、もうひとつ

懐かしいマフィンのことを思い出した。

最愛のマフィンは犬だった。

イングリッシュではなくてアメリカンマフィンを

逆さにしたみたいなかたちの顔をして、

ふわふわの髭はまっしろだった。

muffinに教えてもらったこと