リュスティックの気泡を食べる

Diary100629

一次発酵後には、丸めも成形も行わない

簡単にいえば、あまり触らないで焼く

切りっぱなしのパン、リュスティック。

触らないから、気泡がたくさん残り、

わたしたちは、その気泡を食べて

おいしい、と感じる。

その半透明の薄い膜の持つ

やわらかな弾力を愉しむ。

夜遅く帰宅した日、その日に焼かれた

リュスティックを前に、ちょっと悩む。

気泡にこもる、おいしい「気」のようなものが

刻一刻と消えていってしまいそうで。

だから翌朝がとても、待ち遠しかった。

Diary1006292

とらやベーカリーのリュスティック