枝元なほみさんのパン時間
先日は『わたしの素敵なパン時間』のインタビューで
料理をするとき「台所の窓を開けることで社会が見える」
という枝元さん。
この食材とあの食材、このパンとあのパン。
どちらを買うか選択することは、未来の自分や社会のありかたを
選択する行為だと思うんです、という話にぐっと惹きこまれました。
さすが料理研究家。パンを愉しむメニューは目の前で、あっという間に数品が
できあがって、おいしそうに並んでいました。
わたしが特に素敵だと思ったのは、こういうものを撮影のためにつくるというより、
日々本当に愉しまれていることが伝わってきた、というところ。
『わたしの素敵なパン時間』でお話を伺った料理人、菓子職人、
パン職人、他にもたくさん、食に携わるさまざまな方々の話には、
当初思い描いていた以上の深さと広がりがありました。
そこに飛び込んでいき、原稿が仕上がるまで濃密な緊張の時間を
過ごします。それは、わたしにとっての素敵なパン時間かもしれません。
生産者の現場を応援しようと枝元さんが結成した「チームむかご」
のことを知って、散歩中に撮ったかわいらしきむかごを思い出したのですが、
これは違うものかな?他の植物とからまっているようなのですよ。