GINGER DAYS
昨年くらいからあちこちで、ちょっとファンシーな瓶に入った
ジンジャーシロップを見かけます。
かつては「おばあちゃんっぽい」のみものであった生姜湯も
ドレスアップしてマーケットを拡大しているよう。
今年は特に寒いから、誰でも温まりたいのでしょう。
おばあちゃんっぽくても結構、と思うわたしは
近江のショウガを職人さん手作りの銅のおろし金で
せっせとすりおろしては、うっかり手を切って泣きます。
手を切るのは、おばあちゃんぽくない。
修業が足りない証拠です。
ショウガは大好きなのでたまに「新しもの」を
味わってみることもあります。甘くないジンジャーティーとか。
最近気に入っているのは「黒糖しょうがパウダー」。
沖縄のサトウキビから採れた原料を直火釜で煮詰め
国産ショウガをブレンドしたものです。
国産のディンケル小麦でつくるパンケーキにも
バタートースト(厚切り薄切りとわず)にも合います。
ジンジャー入りのメープルシロップほどの洗練はありませんが
凍える日々のほっとする甘味です。