Birthday Sweets

Diary110228

数日遅れの誕生日を、父が祝ってくれた。

誕生日は母に感謝する日だったから

今年は寂しかったけれど、それは父も同じだ。

その昔、大学勤めをする前、父は編集者だった。

母は広告代理店で翻訳の仕事をしていた。

それはわたしが知らないふたりだけれど、

今のわたしの素はその辺りにあるかもしれない。

誕生日らしい思い出話はしなかった。

わたしたちは今を笑顔でのりきることに

精一杯かもしれない。

いつも窓から覗くばかりで、入ったことのなかった

ケーキ屋さんに入って、甘やかしてもらった。