料理通信社、君島さんインタビュー「穴への旅」
創・食Club『わたしの素敵なパン時間』の取材で料理通信社へ。
今回のインタビュイーは個人的にも憧れの仕事人、
『料理通信』編集長の君島佐和子さん。
おいしさの理由をスッと理解に導く彼女の言の葉には
愛と情熱の取材に裏打ちされた知識のみならず、
ユーモアのエッセンスも豊かに混じり、
コムズカシイ理論であっても、いつしか楽しく勉強
できてしまうのです。
それはわたしも努めて目指したいと思っているところです。
さて、今回の最多出キーワードは「穴」。
パンのおいしさは穴(すなわち気泡)にある、というお話。
穴からの旅なのか、穴への旅なのか、奥が深い穴を
一緒に覗いて、共感したり新たに発見したりのひとときでした。
帰りにいつもの店で購入したバゲットの断面を
普段より厳しくなっている目で注意深く見つめれば、
かなり質の良さそうな半透明の穴を確認。
というか再確認して、なるほどね!と満足。
おいしさはこの穴に。
この艶やかな蝉の羽状の部分を
夜ゆえ自然光で撮れなくて残念です。
この連載もおかげさまでようやく23回になりました。
ひととき、彼または彼女の言葉で語らせていただきます。
責任重大。そのためたまに発熱するほどですが、
かけがえのない体験となっています。
多くの方にそれをお伝えできるよう、今後も努めます。
お忙しい中、ご協力くださった皆さまに、心から感謝しています。