全日本パンフェスティバルの日に思ったこと

東京国際フォーラムで、全日本パンフェスティバル 

第二回日本全国ご当地パン祭りが開催されました。

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2011パングランプリ東京、東京都知事賞は

株式会社ル・スティル、VIRONの松田武司さんの

赤桃と紅茶のデニッシュでした。

上質な素材と技によって作られた、甘酸っぱい系の

ヴィエノワズリが、この秋に楽しめそうです。

松田さんは今、モンディアル・デュ・パンでフランスにいます。

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受賞7品のパンはどれも個性的で決め手があり、

今回3回目の審査でしたが、とても選びやすかったと思います。

7品それぞれの詳細はAll Aboutの記事でご紹介しますね。

フェスティバルで大盛況だったのはVIRONの牛尾さんと

ZOPFの伊原さんのデモンストレーション。

当初、お二人それぞれの時間割が組まれていたようですが

そこはパン生地の都合。同時進行で行われることとなり

観ていてすごくワクワクする共演となりました。

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東日本大震災義援金を集めたり、試食のパンを配るお手伝いを

していた赤いエプロンの女性たちは、こんがりパンだパンクラブ

の皆さん。

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親子パン作り教室も盛況でした。ヤマザキのランチパック

40種余りの展示も。いつでもどこでも同じ味わいが楽しめる

というランチパックも、地域限定品があるんですね。

外にはたくさんのテントが並び、趣向を凝らしたご当地パン

の販売が行われていました。カレーと福神漬け、牛肉とこんにゃく、

シューマイ、シルクパウダー……何やらすごい感じの、

日本のパンの世界。

パン祭りは日本のパンの縮図です。

あれもあり、これもある。なんでもある。混沌としてもいる。

そのなかで、あなたは、どんなパンを求めますか?

たぶん。

たぶんきっと、ひとつに決めなくていいんですね。

状況に応じて選べる、わたしたちはいま、そんな国にいる。

パンは日本にはまだ、新しい食文化。

パンは小さいけれど確かな幸せ、と言ってきました。

今日は家族連れで賑わう会場でそれを目の当たりにしました。

確かです。しかし、小さいけれど、と思っていたことが

実は途方もなく大きなものかもしれないと今思っています。

最近、パンの世界観がすこし変わる出来事があって

今日は会場でもずっとそのことについて考えていました。

いまはそれを、伝える言葉をさがしています。

お会いできた皆さまに感謝!