クープ・デュ・モンド日本代表チーム優勝記者会見
日仏商事でクープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー2012、
日本代表チーム優勝記者会見がありました。
左から神戸屋の長田有紀さん、畑仲尉夫さん、ポンパドウルの佐々木卓也さん、
そして監督の成瀬正さん。素敵な笑顔です。
選手3人とも、日本代表に選ばれることを夢見ながらがんばってきて、
2009年春のモバックショウで選ばれたのです。そして次なる目標は
2011年の5月のアジア・オセアニア地区予選でした。
2008年の大会でシード権を失っていたので、予選なしにパリ本選に
出ることはできなかったのです。
畑仲尉夫さん
アジア地区予選は中国の広州で行なわれ、慣れない場所で苦戦したと
いいます。2年間、何をやっていたんだろうと思うくらいに。
アジアで勝ち抜いた時、ほっとしてすべてが終わった気になった
と佐々木さんは言いました。大きな試練を乗り越えたことで、
余計な力が抜けたのです。
長田有紀さん
トレーニングもこのころには自信につながるほどの量を、重ねてきて
いました。
そしてパリ本選には3人はチームワークを発揮して、余裕をもって
臨むことができたのだそうです。
佐々木卓也さん
「あうんの呼吸もどんどん密になっていって、気持ちいいくらいに、
もう何も言わなくてもわかるような関係になっていて、だから
本番の時も、落ち着いて周りが見えている状態で作業できたのかなと
思います。その作業風景が評価されて優勝をもらえたのかな、とも」
個人的にはああすればよかったこうすればよかったという
反省があって、今後も技術は磨いていかなくてはならないけれど、
本選ではベストなパフォーマンスで臨むことができた、ということでした。
淡々と語られる言葉は見栄もはったりもない職人の言葉で、
緊張の中にもどんなに気持ちのいい競技だったろうと想像できました。
成瀬正さん
そして成瀬さんを始めとする実行委員のサポートなしには
ありえない優勝でもありました。
3人の後ろには歴代の代表たちがついているのです。
そして、それは続いていくのです。
クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー2012の様子は
現地に赴いた日本フランスパン友の会、CDM実行委員会から
写真提供を受け、清水美穂子【Bread Journal】
にアルバムにして公開しています。よろしければご覧ください。
↑28Kgあるそうです。でも皆で大事に、仲良く持つ、このチームワーク!