Le vigneron

Diary120411

先月のソロモン流、ドミニク・サブロンの榎本さんの回に紹介され、

話題となっていたワインのパンを今朝、いただきました。

朝からこんなに贅沢でいいかな?という素敵なパン。

Le Vigneron (ル・ヴィニュロン:ワインをつくるひと)。

ビオワインが生地にもフルーツの漬け込みにもかなり使われているということと、

肉料理との相性抜群ということを聞いていましたが、

甘味があるので朝食に、クリームチーズとあわせても美味。

もっちりしたレーズン種の生地のなかに、ワインを吸ったジューシーなフィグやレーズン、

コクのあるペカンナッツが練りこまれています。

ワインにはハチミツ、オレンジ、ブラックペッパーやシナモンを入れて、

ヴァンショーのような感じでフルーツを煮ているので、香りとともに甘味が生地に移っています。

この香り。わたしには、ワインよりもスパイスよりもフルーツよりも

ほどよい発酵と焼成の過程を経た、こうばしい小麦の香りが感じられました。

榎本さんはパンを焼くことを、楽しんでいる。

「好き」は、「知っている」より強く、「楽しんでいる」は、「好き」より強い。

そんなことを、思いました。