Le vigneron
先月のソロモン流、ドミニク・サブロンの榎本さんの回に紹介され、
話題となっていたワインのパンを今朝、いただきました。
朝からこんなに贅沢でいいかな?という素敵なパン。
Le Vigneron (ル・ヴィニュロン:ワインをつくるひと)。
ビオワインが生地にもフルーツの漬け込みにもかなり使われているということと、
肉料理との相性抜群ということを聞いていましたが、
甘味があるので朝食に、クリームチーズとあわせても美味。
もっちりしたレーズン種の生地のなかに、ワインを吸ったジューシーなフィグやレーズン、
コクのあるペカンナッツが練りこまれています。
ワインにはハチミツ、オレンジ、ブラックペッパーやシナモンを入れて、
ヴァンショーのような感じでフルーツを煮ているので、香りとともに甘味が生地に移っています。
この香り。わたしには、ワインよりもスパイスよりもフルーツよりも
ほどよい発酵と焼成の過程を経た、こうばしい小麦の香りが感じられました。
榎本さんはパンを焼くことを、楽しんでいる。
「好き」は、「知っている」より強く、「楽しんでいる」は、「好き」より強い。
そんなことを、思いました。